産業構造の変化や機械化の進展に伴い、仕事中の身体活動量が減少していることを多くの人が感じている。東京大学大学院の鎌田真光講師(運動疫学)らの研究によれば、この減少は過去70年間で少なくとも約1割に及ぶという。この研究は、日本における職業ごとの活動強度を調べ、それがどのように変化したかを解析したもので、現代社会における身体活動の不足に警鐘を鳴らしている。
BulletsIn
- 産業構造の変化や機械化により、仕事中の身体活動量が減少。
- 東京大学の鎌田真光講師がこの問題を調査。
- 過去70年間で、仕事中の身体活動量は少なくとも約1割減少。
- 「人類の進化とのミスマッチが生じている」と鎌田講師は指摘。
- 総務省の労働力調査を基に、329区分の職業ごとの活動強度を算出。
- 米国の研究を基に、各職業の活動強度を分類。
- 荷役従事者や農林漁業従事者などの職業は高い活動強度を持つ。
- 一方で、管理職やデスクワーク中心の職業は活動強度が低い。
- 記者職も活動強度が低い方に分類される。
- 1962年から2010年の48年間で、職業活動強度の平均値は9.6%低下。
