1985年に成立した男女雇用機会均等法。法施行当時、社会人として第一歩を踏み出した女性たちは、雇用現場の現実とどう向き合ってきたのか。当時の官庁や企業での女性差別の実態と、それを変えようと奮闘した女性たちの声が、40年を経た今、改めて語られている。
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1984年、公務員志望の女性が霞が関省庁訪問で「女性は採用しない」と告げられる
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労働省に入省した定塚由美子さん、女性1~2人のみの採用が常態だった
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入省直後、男女雇用機会均等法の法案担当に抜擢
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使用者側(企業)は法制化による義務付けに強く反対、審議会で対立
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企業では女性だけが残業不可、灰皿片付け・お茶くみ等の雑務を担当
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1983年、富士通に入社した西村美奈子さん、産後の欠勤で上司に手でバツ印される経験
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法律成立前、民間企業で男性と同等の待遇で女性を採用する例は稀
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労働省内に婦人少年局があり、そこだけが女性採用を続けていた
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法成立後も、実際の現場では慣習や偏見が長く残った
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均等法とともに歩んだ世代が今、次の世代により良い職場環境を願う
