1989年の天安門事件から35年が経過しましたが、この事件が中国社会と政治にもたらした変化は大きかったです。当時の中国では、経済だけでなく政治でも改革の兆しが見られ、政治改革を目指す声が指導部内でも高まっていました。しかし、趙紫陽氏の急進的な改革が党内で支持されず、結果として天安門事件は武力で鎮圧されることとなりました。こうした背景から、天安門事件と白紙運動の違いについて、現代中国政治に詳しい高原明生・東京女子大学特別客員教授に解説してもらいました。
BulletsIn
- 1989年の天安門事件から35年が経過。
- 80年代には政治改革への期待が高まっていた。
- 第13回共産党大会では政治改革の方針が示された。
- 趙紫陽氏の改革が党内で支持されず、失脚。
- 鄧小平氏らが武力弾圧に踏み切る。
- 学生らの民主化運動に期待が高まるも、武力鎮圧で期待はしぼむ。
- 白紙運動と天安門事件の違いに注目。
- 白紙運動は政治改革を目指す趙紫陽氏の政策に対する支持。
- 天安門事件は武力で鎮圧され、政治改革への期待が打ち砕かれる。
- 現代中国政治における天安門事件の影響は大きい。
